昨日取り上げた貿易統計の中に数量指数というものがありました。
これって何??
調べてみると、財務省の用語解説に、
<貿易指数>
基準年を100として、ある時点の輸出入がどれぐらいであるかを示したもので金額指数、価格指数、数量指数があります。
1. 金額指数
基準年の輸出入額に対する比較時の輸出入額の比率です。
2. 価格指数
9桁の統計品目番号毎の品目で、次の基準を満たすものを選定し、単価(輸出入額÷数量)からフィッシャー式により価格指数を算出しています。
•基準年において、輸出入総額の10万分の1を超える構成比を有する品目
•基準年及びその前後の年の36ヵ月中、32ヵ月以上の輸出入実績のある品目
•上記で選定された品目のうち、「バスケット品目」を除外
3. 数量指数
金額指数を価格指数で除した(割り算した)ものです。
なお、基準年以前の旧指数とは、基準年の指数の値を100とするような計数を用いて接続しています。
とあります。
まっ簡単に言うと、基準年を100とした数量の割合ってことですね。
細かい計算はよくわかりません。
現在の基準年は2010年のようです。
さて、昨日みたその数量指数を再度みてみると、
輸出は、92.9(前年同月比+2.0%)で2カ月ぶりの増加
輸入は、103.5(前年同月比-1.3%)で2カ月ぶりの減少
となっています。
注目すべきは輸出で、金額としては14カ月連続で増加していましたが、数量でみると2010年に比べて少なくなっています。
円安で輸出の金額は膨らむけど、数としてはあまり売れてないのだとしたら、日本の輸出力は弱まっているともみれるのではないでしょうか。
ちょっと心配です・・・。
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