GPIFの運用改革！！ 公的年金の運用比率見直し

基本ポートフォリオの変更は以下のようになっています。

・国内債券　60％（±8％）→　35％（±10％）
・国内株式　12％（±6％）→　25％（±9％）
・海外債券　11％（±5％）→　15％（±4％）
・海外株式　12％（±5％）→　25％（±8％）
・短期資産　5％　　　　　　→　－

これまで運用のほとんどを占めてきた国内債券を大幅に圧縮し、国内外の株式比率を大きく増加させています。

是非とも株式の長期投資で成果を上げて欲しいですね。

ただ、ちょっと気になった点が。

短期資産5％が消えている。
これはなんだろ？と調べてみると、GPIFの発表資料に以下の記述がありました。

（４）短期資産の取扱い
○これまでの基本ポートフォリオでは短期資産を5%として、各資産の構成比率を計算してきました（４資産の合計が95％となる形で計算）が、今後の基本ポートフォリオでは短期資産は設けず、４資産で100％となるように設定することとします。

○実際の運用では、年金特別会計にある資金を含め年金積立金全体を100％として基本ポートフォリオを管理することとします。このため、短期資産を保有する分、他の4資産のウェイトが小さくなりますが、この分も含め、各資産の乖離許容幅の範囲で管理します。

（年金積立金管理運用独立行政法人 中期計画の変更について）

つまり、短期資産については保有はするけど、ポートフォリオの割合には入れていませんよということ。
これって、国内株式25％！海外株式25％！株式合計50％！！っていうために、短期資産は含めずに計算しちゃいましたってこと？？

政治の臭いがするのは気のせいか・・・。